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安倍総理辞任

今日はこのニュースばかりでしょ。とにかく驚きました。午後1時過ぎに辞任の意向という読売新聞のサイトにニュースが流れていて、すぐNHKを見たら、やはり辞任、2時に総理自身が記者会見との報道。その会見は見ましたが・・・。
 国会で所信表明をして2日後の辞任なんて常識的に考えてありえない。改造内閣を組閣してまだ2週間ですし。与党議員みなが本当に驚いていたくらいですから、みんな口あんぐりですよね。まあこのあたりは皆さん感想は同じでしょう。

安倍晋三首相が与党幹部に辞任の意向を伝えた。所信表明演説を終え、代表質問直前の辞意表明であり、与野党ともに「全く無責任だ」との強い批判が上がっている。
 野党側からは「この段階で辞めるのは無責任だ。辞めるのならもっと早く辞めるべきだ」(鳩山由紀夫民主党幹事長)、「放り出すのは無責任だ。参院選直後にやめるべきだ」(福島瑞穂・社民党党首)の声が出ている。
 また自民党の閣僚経験者は「続投自体に問題があった。政権は完全に行き詰まってしまい、政権を投げ出したとしかいいようがない」と語った。
 また中堅議員は「ポスト安倍で混乱するだろう。国政への影響ははかりしれない。国家の危機的な状況だ」と首相を批判している。
 (毎日新聞 2007年9月12日)

皆さん、「無責任」「ひどい」ということでは一致していますが、ちょっと気に入ったコメントは、これ。

霞が関「自爆テロのようなものだ」 首相辞意表明で

改造内閣スタート直後の首相の辞意表明に、霞が関にも驚きが走った。 (中略)厚労省の幹部は「『職を賭して』と発言しても『総理のために』という求心力は高まらず、これでは臨時国会も乗り切れないと気持ちが途絶 えてしまったのではないか」。別の幹部は「今のタイミングでやめるのは自爆テロのようなものだ。体調が優れないことが原因かもしれないが……」と語った。

Asahi.com 2007年09月12日14時29分

「自爆テロ」とは、突然思いもよらず自爆したのだから言い得て妙なという感じはしたのですが、でもテロで狙った対象って何だろうと思うと・・・。

理由としては健康問題があったということを与謝野官房長官は言っています。ニューステーションでも、先月のインド、マレーシア訪問あたりのころから体調がおかしいということを報じていました。インサイダーの歳川氏は、在インドの榎日本大使が谷内外務事務次官に「安倍総理の体調不良」の公電を極秘裏に打っていたと述べていました(本当かどうかは知らん)が、実際、最近体調はすぐれていなかったらしいです。

一方で、こんな記事も。

◇脱税疑惑、取材進む

 突然辞意を表明した安倍首相については、「週刊現代」が首相自身の政治団体を利用した「脱税疑惑」を追及する取材を進めていた。

  同編集部によると、安倍首相は父晋太郎氏の死亡に伴い、相続した財産を政治団体に寄付。相続税を免れた疑いがあるという。晋太郎氏は91年5月に死亡し、 遺産総額は25億円に上るとされていた。編集部は安倍首相サイドに質問状を送付し、12日午後2時が回答期限としており、15日発売号で掲載する予定だっ たという。

毎日新聞 2007年9月12日 東京夕刊

彼の叔父である西村正雄元興銀頭取は「大変残念なことだけれど、晋三は総理の器ではないのだろう」といったそうです(フォーサイト9月号)。折角、最近、上杉隆『官邸崩壊』を読んで面白いと思い、その感想でもここに書こうと思っていたのですが、こうして辞めてしまわれると、残念ながら、書く価値はあまりなくなってしまいました。

 後任は、総選挙に勝てそうな顔ということで麻生氏が有力と思っていましたが、今、ニュースステーションを見ていると、田勢氏は「何人かの有力者の話を聞いていると分からない」とのこと。
 同番組では、このほか、谷垣、福田、そして小泉等の名前が出ていました。麻生さんは有力ですが、党内では小派閥。福田康夫氏には派閥領袖クラス4人が党総裁選出馬を要請したとの報道されていました。また、かなりの数の中堅・若手議員から小泉前首相再登板を求める声が出たとのこと。やはり本人は断ったらしい。でも、田勢氏によると「やはり彼の性格からは受けない。しかし、彼の性格は分かりやすくて、みんなからアンコールを求められると、「ではもう一曲だけ」という人。」とのこと。谷垣氏は生出演していたが、「出馬表明するかどうか言うのはまだ早い」と述べていました。田勢氏は「国民の支持を得るのと同時に、党内で支持を得る必要がある。その両方を集められる人間は限られる」。
 これまでも大衆の多くの支持を集められる総理大臣を自民党がいつも出してきたわけではないのですが、党内で支持を集められれば自動的に総理大臣が約束された以前と異なり、選挙で国民を支持を集められる政治家が求められる現在、そのような政治家捜しで苦労している、といったところですね。

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